壁画制作と小さな絵の共通点
大きな壁画と小さな絵は、サイズが全く違いますが共通点があります。
それは、両方ともとても描きにくくイメージ道理に仕上げにくい事。
建物の外壁などに描く場合は、遠く離れて見てみないと作業中の絵の状態がわかりませんし、薄い色を何度塗り重ねても大きいのでなかなか仕上がりません。
逆に小さな絵は、小さすぎて塗り重ねることが出来なく、試しながらの塗り方では不完全な状態で仕上がってしまうのです。
ですので、両方とも当初とても苦労しました。
私の場合、東京でTVコマーシャルのプレゼン用イラストを数多く描いていたことがとても役に立ちました。
この仕事は、はがきサイズから名刺サイズの写実イラスト画を一晩で何枚も仕上げるので、最短の作業で描かなければなりませんでした。
イメージとしては、リアルな塗り絵をその都度自分で想像し作りながら描く様な作業の連続です。
結果、必要な色や描く場所など的確に完成までの工程が想像できる様になりました。
これは、大きな壁画の制作にも活用できる事柄で、必要な色や塗る場所を的確に計画しながら作業することが出来るのでとても役に立っています。
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